ジャーナリスト中島恵のブログ

おススメの中国映画②「アップストリーム～逆転人生～」

①に続いて、②の映画は「アップストリーム～逆転人生～」。

中国語のタイトルは「逆行人生」です。

「薬の神じゃない」（我不是薬神）などの名作で知られる、大好きな徐峥（シュー・ジェン）が監督、主演をつとめています。

主人公は40代の上海出身の男性。IT企業を突然解雇され、路頭に迷います。

不景気な中国では、ぜんぜん再就職できず、フードデリバリーの配達員になろうとしますが、慣れない肉体労働に苦労するというお話。

上海で配達員の仕事をするのは、地元民以外の地方出身者。地元の人はバカにして、そういう仕事はしません。

配達員は皆、それぞれに家庭の事情を抱えて、大変な思いをしている人ばかりです。

そんな彼らにいろいろ教えてもらいながら、身体にムチ打って、バイクで配達する姿に、思わず涙がこぼれます。

家庭には年老いて介護の必要な父親、そして母親、苦労する妻。一人娘はいい学校に入ったものの、学費が払えず転校。家のローンも払えず、転居します。

そんな中でも、主人公は仲間と徐々に打ち解け、配達のコツをつかみ、成果をあげていきます。

最後は逆転・・・！！　とてもすばらしい内容で、涙が止まりません。

おススメの中国映画① 「抓娃娃（じゅあわわ）後継者育成計画」

2024年10月下旬から数本の中国映画を立て続けに見たのですが、忙しくて、短いメモすら残せませんでした。

もうかなり忘れてしまったのですが、「見た記録」を簡単に書いておきます。

1本目は東京・中国映画週間（2024年10月22日～29日）の中の「抓娃娃」（じゅあわわ（後継者育成計画）」。

中国で7500万人を動員した大ヒット映画で、人気コメディアンの2人が夫婦役を演じています。

内容は、一代で大金持ちになった会社社長と妻が、一人っ子の息子を甘やかして育ててきたことを後悔し、一念発起して、息子に試練を与えるため、貧しい生活であることを演じるというもの。

そのためにわざわざボロボロのアパートに引っ越し、息子に厳しく接します。

息子は親孝行な子どもに育ち、缶拾いなどして、一生懸命、家計を助けます。

しかし、大きくなるにつれて、周囲の人々の行動に違和感を覚え、ボロボロの家のタンスの奥に秘密の部屋があることを発見。実は、両親が大金持ちで、おばあちゃんは家の使用人だったことを知り、愕然とします。

いかにも、現代中国らしい、おもしろいストーリーで、笑うシーンがいっぱい。とてもおススメの作品です。

楽待新聞

本日の楽待新聞に記事が載りました。

記事はこちら。

日本移住する中国人についてのお話です。

現代ビジネスに記事

本日の現代ビジネスオンラインに記事が載りました。

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在日中国人をめぐる新しい問題について。

写真はこの前、スーパーで見かけたロマネスコなどのカット野菜。こういうのは蒸し料理に便利ですね。

ウエッジ・オンライン

本日、ウエッジ・オンラインに記事が載りました。

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写真はこの前行った、中国人関係のイベント。

春節が近づいてきましたね。