2011年 11月 23日
マカオのカジノ |
昨日、大王製紙の前会長、井川意高氏が東京地検特捜部に会社法の特別背任容疑で逮捕されましたね。井川氏は「借入金のほとんどをカジノのギャンブルに使った」と話しているそうです。(真相はまだわかりませんが)
この件で、なぜかあるメディアからコメントを求められました。私がマカオのカジノに詳しいのではないか?ということで(!)
私はマカオのカジノに特別詳しいというわけではないのですが、香港に住んでいましたので、マカオは身近な存在でしたし、これまでに10回ぐらいは行ったことがあります。
そのうち、最後にした取材は2007年で、ちょうどマカオのカジノが外資に開放されて、ラスベガスの企業がマカオに多数進出しているときでした。
私も豪華なカジノ&ホテル「ベネチアン・マカオ」のオープンに合わせて、現地に1週間滞在した経験があり、このときはかなりあちこち取材して歩きました。(写真はこのホテルのカジノフロア。じゅうたんはフカフカでしたけど、広すぎて足が痛くなりました)
「ベネチアン・マカオ」はそれはそれは豪勢なホテルで、いわく「6つ星」とのことでしたが、何しろオープン直後だったせいか、ソフト面はガタガタ。
フロントも、英語しかできない人、中国語しかできない人、広東語しかできない人とバラバラで、最新のインターネットテレビは、チャンネルを回そうとするとすぐにフリーズするわで、とても最高のサービスとは程遠いものでした。(現在は改善されていると思います)
カジノはこの「ベネチアン・マカオ」のほか、「ウィン・マカオ」などが新しく、そのほか、古い「リスボア」など何百軒もありました。
ラスベガスに行ったことがないので比較はできないですが、マカオの特徴として私が感じたのは、とにかく大陸の中国人が多いという点が挙げられると思います。そういう意味では、ラスベガスに比べて、訪れる人の国籍はほとんどアジア系に限られているのではないでしょうか。
シンガポールにも韓国にもカジノがありますので、マカオは香港・中国人の気軽な遊び場という感じがします。
いくつかのカジノを見てまわりましたが、どのテーブルも中国人(ほとんどが広東省からの観光客)で占拠されていました。
中国人はまさに「人生そのものがギャンブル」な人たちですから、賭け事にはすぐに熱くなります。自分が賭けていなくても、まるで自分のことのように「それ行け!」だの「ここだ!」だの、こちらが恥ずかしくなるほど大声を張り上げます。
日本人や西洋人もたまに見かけたのですが、中国人の迫力に完全に押されていました。そういうところでは、もちろん、日本人でVIPっぽい人を見ることはありませんでした。
VIP向けには特別室があって、そちらでプレイするため一般人と一緒にはやらないのでしょう。
取材だったので、いくつかの特別室も見学させてもらいましたが、豪華そのもので、警備員も配置されていました。
井川前会長もそういう人目につかないところで遊んでいたのかもしれません。
フェリーで到着すると、カジノで一晩に数千万、1億という金額が吹き飛ぶ魔都とはとても思えないほどのどかで美しいマカオの街並みですが、きっと、一般人の知らないところに、奥深い闇があるのでしょうね。
この件で、なぜかあるメディアからコメントを求められました。私がマカオのカジノに詳しいのではないか?ということで(!)
私はマカオのカジノに特別詳しいというわけではないのですが、香港に住んでいましたので、マカオは身近な存在でしたし、これまでに10回ぐらいは行ったことがあります。
そのうち、最後にした取材は2007年で、ちょうどマカオのカジノが外資に開放されて、ラスベガスの企業がマカオに多数進出しているときでした。
私も豪華なカジノ&ホテル「ベネチアン・マカオ」のオープンに合わせて、現地に1週間滞在した経験があり、このときはかなりあちこち取材して歩きました。(写真はこのホテルのカジノフロア。じゅうたんはフカフカでしたけど、広すぎて足が痛くなりました)
「ベネチアン・マカオ」はそれはそれは豪勢なホテルで、いわく「6つ星」とのことでしたが、何しろオープン直後だったせいか、ソフト面はガタガタ。
フロントも、英語しかできない人、中国語しかできない人、広東語しかできない人とバラバラで、最新のインターネットテレビは、チャンネルを回そうとするとすぐにフリーズするわで、とても最高のサービスとは程遠いものでした。(現在は改善されていると思います)
カジノはこの「ベネチアン・マカオ」のほか、「ウィン・マカオ」などが新しく、そのほか、古い「リスボア」など何百軒もありました。
ラスベガスに行ったことがないので比較はできないですが、マカオの特徴として私が感じたのは、とにかく大陸の中国人が多いという点が挙げられると思います。そういう意味では、ラスベガスに比べて、訪れる人の国籍はほとんどアジア系に限られているのではないでしょうか。
シンガポールにも韓国にもカジノがありますので、マカオは香港・中国人の気軽な遊び場という感じがします。
いくつかのカジノを見てまわりましたが、どのテーブルも中国人(ほとんどが広東省からの観光客)で占拠されていました。
中国人はまさに「人生そのものがギャンブル」な人たちですから、賭け事にはすぐに熱くなります。自分が賭けていなくても、まるで自分のことのように「それ行け!」だの「ここだ!」だの、こちらが恥ずかしくなるほど大声を張り上げます。
日本人や西洋人もたまに見かけたのですが、中国人の迫力に完全に押されていました。そういうところでは、もちろん、日本人でVIPっぽい人を見ることはありませんでした。
VIP向けには特別室があって、そちらでプレイするため一般人と一緒にはやらないのでしょう。
取材だったので、いくつかの特別室も見学させてもらいましたが、豪華そのもので、警備員も配置されていました。
井川前会長もそういう人目につかないところで遊んでいたのかもしれません。
フェリーで到着すると、カジノで一晩に数千万、1億という金額が吹き飛ぶ魔都とはとても思えないほどのどかで美しいマカオの街並みですが、きっと、一般人の知らないところに、奥深い闇があるのでしょうね。
by keinakaji
| 2011-11-23 10:35
| 中国