2011年 11月 26日
日本外国特派員協会 |
昨日、日本外国特派員協会で、オリンパス元社長のマイケル・ウッドフォード氏と、読売巨人軍元球団代表の清武英利氏の2人が記者会見を行ったというニュースがありました。
奇しくも同じ日に2人の有名人(しかも話題の渦中にある方)が同じ場所で記者会見するというのは、珍しいことだと思います。
日本外国特派員協会は、東京・有楽町の電気ビルにあります。
私も新聞記者時代、国際部に所属していたため、1年に2、3回はここで開かれる会見に行きましたので、少し懐かしくなりました。
普通のオフィスビルの20階にあるのですが、エレベーターを一歩降りると重厚な雰囲気で、壁には過去に会見した有名人の写真がズラリと掛けてあります。会見場である奥のレストランに入ると、細長いテーブルに食事のセットが置いてあります。
お昼からの会見はランチつきで、たいてい自分の好きな席に座って、先にランチ(簡単なフランス料理のミニコースが多かったです。味はふつう)を取り、そのまま会見となります。
私が出席した会見のゲストは外国の大臣ばかりで、一般人はいなかった気がするのですが、日本のニュースで取り上げられるのは、なぜか日本人ゲストのときばかりのようですね。大相撲の元横綱・曙関とか、東国原元知事とか、ホリエモンとか。
外国人記者の前でスピーチすると、日本人記者はしないような質問を臆めもなくドンドンしてくれるので、スピーチする側としては、国内で広がらない話題を外から発信してくれる、という利点もあるようです。日本人記者は横並び主義というか、恥ずかしがっているのか、なかなか質問の手を挙げません。
私が新聞記者時代も、南ドイツ新聞、ニューヨーク・タイムスなどの名物記者がいて、よく顔を合わせました。彼らのほとんどは日本語が堪能で、日本への駐在歴も長いので、会見は必ずしも英語でしなくてもわかるのですが、格式というか、あそこでやること、英語でやること自体に意義があるのかもしれません。
ところで、昨日、テレビのコメンテーターも言及していたことですが、最近は東京に駐在する外国メディアが減ってきているそうす。
以前、北京と香港に支局を持っていたあるメディアが、香港返還後には香港支局を閉じて、上海に支局を開設した、という話を聞きました。メディアの役割として、存在価値の高いほう、報道するニュースの数が多いほうへと移動していくことは当然のことでしょう。
最近では東京支局を閉じるか、縮小するという話もちらほら小耳にはさみます。
それだけ、日本をカバーする重要性が低くなってきているということの表れなのかもしれません。
奇しくも同じ日に2人の有名人(しかも話題の渦中にある方)が同じ場所で記者会見するというのは、珍しいことだと思います。
日本外国特派員協会は、東京・有楽町の電気ビルにあります。
私も新聞記者時代、国際部に所属していたため、1年に2、3回はここで開かれる会見に行きましたので、少し懐かしくなりました。
普通のオフィスビルの20階にあるのですが、エレベーターを一歩降りると重厚な雰囲気で、壁には過去に会見した有名人の写真がズラリと掛けてあります。会見場である奥のレストランに入ると、細長いテーブルに食事のセットが置いてあります。
お昼からの会見はランチつきで、たいてい自分の好きな席に座って、先にランチ(簡単なフランス料理のミニコースが多かったです。味はふつう)を取り、そのまま会見となります。
私が出席した会見のゲストは外国の大臣ばかりで、一般人はいなかった気がするのですが、日本のニュースで取り上げられるのは、なぜか日本人ゲストのときばかりのようですね。大相撲の元横綱・曙関とか、東国原元知事とか、ホリエモンとか。
外国人記者の前でスピーチすると、日本人記者はしないような質問を臆めもなくドンドンしてくれるので、スピーチする側としては、国内で広がらない話題を外から発信してくれる、という利点もあるようです。日本人記者は横並び主義というか、恥ずかしがっているのか、なかなか質問の手を挙げません。
私が新聞記者時代も、南ドイツ新聞、ニューヨーク・タイムスなどの名物記者がいて、よく顔を合わせました。彼らのほとんどは日本語が堪能で、日本への駐在歴も長いので、会見は必ずしも英語でしなくてもわかるのですが、格式というか、あそこでやること、英語でやること自体に意義があるのかもしれません。
ところで、昨日、テレビのコメンテーターも言及していたことですが、最近は東京に駐在する外国メディアが減ってきているそうす。
以前、北京と香港に支局を持っていたあるメディアが、香港返還後には香港支局を閉じて、上海に支局を開設した、という話を聞きました。メディアの役割として、存在価値の高いほう、報道するニュースの数が多いほうへと移動していくことは当然のことでしょう。
最近では東京支局を閉じるか、縮小するという話もちらほら小耳にはさみます。
それだけ、日本をカバーする重要性が低くなってきているということの表れなのかもしれません。
by keinakaji
| 2011-11-26 10:45
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