2011年 11月 28日
フカヒレ料理 |
香港の名門レストラン「ザ・ペニンシュラ」グループで来年1月から、海の生態系保護のため、高級食材のフカヒレを使った料理の提供を一切やめる、との発表がありました。
香港だけでなく、グループホテルがある東京、上海、タイなど、各地のレストランも対象とするそうです。
確かに環境保護団体から「サメの乱獲を招いている」との批判の声は以前からありましたが、なぜ突然に?という感じもします。
香港で使用するフカヒレは日本の宮城県産のものを多く使っていましたので、放射能の影響も考慮して?ということも少しは関係しているのかどうか・・・わかりませんが・・・・。
フカヒレといえば、広東料理の高級食材。香港では(さすがに普段の食事では食べませんが)、高級中華料理店にいけば、けっこうどこでも食べられるもので、姿煮は値段的に無理でも、フカヒレが入った餃子スープとか、手ごろな料理もたくさんあります。
香港島の上環(ションワン)に行くと、乾物屋街があって、そこにずらりとフカヒレが並んでいました。
日本とは違う食材を眺めるのが楽しくて、買うわけでもないのにぶらぶら見物して歩いたこともあります。
日本と違う・・・といえば、香港の人々の食に対する貪欲さ。香港の人々と一緒に食事していてびっくりしたことは、レストランで出された料理に問題があった場合、すぐにクレームを言い、作り直させることでした。
日本でも明らかに問題がある場合は店員さんを呼びますが、日本人の多くはその場では黙り、我慢して食べ、もう二度とその店には行かない、または影で悪口を言う、というパターンが多いと思います。(これは、日本人のビジネス全般にいえる傾向ですが・・・)
でも、香港では、その場で「ここがこうで問題あるから、もう一度作り直してちょうだい」とはっきり言います。
肉がちゃんと焼けていないとか、そういう根本的なことだけでなく、(私から見ると問題ないように見えた)シンプルな青菜炒めひとつでも、問題点を挙げているのを見て、びっくりしたことがありました。
それだけ食に対するこだわりが強く、また、気がついたことはその場であと腐れなく解決していくという姿勢に、日本との文化の違いを強く感じたものでした。
まかり間違えばクレーマーのようですが、でも、レストラン側としては常に緊張感を持って仕事ができますし、黙って帰ってしまったお客に二度と来てもらえなくなるよりは、クレームをつけたとしても、お店を鍛え、育ててくれるお客のほうがずっとよいと思います。
そんな食に対する厳しさがある香港でのフカヒレ料理中止。今後、美食家たちは、フカヒレに変わる新たな料理を追い求めていくに違いありません。
香港だけでなく、グループホテルがある東京、上海、タイなど、各地のレストランも対象とするそうです。
確かに環境保護団体から「サメの乱獲を招いている」との批判の声は以前からありましたが、なぜ突然に?という感じもします。
香港で使用するフカヒレは日本の宮城県産のものを多く使っていましたので、放射能の影響も考慮して?ということも少しは関係しているのかどうか・・・わかりませんが・・・・。
フカヒレといえば、広東料理の高級食材。香港では(さすがに普段の食事では食べませんが)、高級中華料理店にいけば、けっこうどこでも食べられるもので、姿煮は値段的に無理でも、フカヒレが入った餃子スープとか、手ごろな料理もたくさんあります。
香港島の上環(ションワン)に行くと、乾物屋街があって、そこにずらりとフカヒレが並んでいました。
日本とは違う食材を眺めるのが楽しくて、買うわけでもないのにぶらぶら見物して歩いたこともあります。
日本と違う・・・といえば、香港の人々の食に対する貪欲さ。香港の人々と一緒に食事していてびっくりしたことは、レストランで出された料理に問題があった場合、すぐにクレームを言い、作り直させることでした。
日本でも明らかに問題がある場合は店員さんを呼びますが、日本人の多くはその場では黙り、我慢して食べ、もう二度とその店には行かない、または影で悪口を言う、というパターンが多いと思います。(これは、日本人のビジネス全般にいえる傾向ですが・・・)
でも、香港では、その場で「ここがこうで問題あるから、もう一度作り直してちょうだい」とはっきり言います。
肉がちゃんと焼けていないとか、そういう根本的なことだけでなく、(私から見ると問題ないように見えた)シンプルな青菜炒めひとつでも、問題点を挙げているのを見て、びっくりしたことがありました。
それだけ食に対するこだわりが強く、また、気がついたことはその場であと腐れなく解決していくという姿勢に、日本との文化の違いを強く感じたものでした。
まかり間違えばクレーマーのようですが、でも、レストラン側としては常に緊張感を持って仕事ができますし、黙って帰ってしまったお客に二度と来てもらえなくなるよりは、クレームをつけたとしても、お店を鍛え、育ててくれるお客のほうがずっとよいと思います。
そんな食に対する厳しさがある香港でのフカヒレ料理中止。今後、美食家たちは、フカヒレに変わる新たな料理を追い求めていくに違いありません。
by keinakaji
| 2011-11-28 10:45
| 香港