101回目のプロポーズ |
このドラマは1991年7~9月にフジテレビで放送されたものですが、今回は何回目かの再放送。
以前もこの枠で「北の国から」をときどき見ていたのですが、また懐かしい番組だったので、つい見てしまいました。
実は昨日の昼間、中国人の原稿を書いていたときに、今の32歳以下の「80后」といわれる若者の多くが日本のドラマを見て育っている、という自分のメモ書きをちょうど見ていたところでした。
若い中国人が見た番組で最も人気があると思われるのが「東京ラブストーリー」(織田裕二、鈴木保奈美主演)ですが、この「101回目」も多くの若者の口に上ります。
当時、私はこの番組はあまり見ていなかったのですが、昨夜見て、そのあまりのおもしろさにぐんぐん引き込まれてしまいました!
まず2人が、チェリストと建設会社の係長という、あまり出会いそうもない設定あることや、女性(浅野)が以前、婚約者を結婚式当日に交通事故で亡くしていて、そのトラウマで男性を愛せないことなど、
まるで・・・・・これは・・・韓国ドラマみたいなのです!!!
また、2人がお見合いした夜、お見合いの席では「部長」だと嘘をついていたことをあやまる武田に浅野が「係長だっていいじゃない、今まで手を抜いて仕事をしてきたわけじゃないんでしょ」と言うセリフにも、ぐっときます。
中国人や韓国人の女性だったら、絶対こんなことは言わないだろうな~~(だって出世しているほうがいいですから)と思いつつ、
中国人や韓国人にとって、こういう日本語の言葉は、逆に新鮮に映るだろうとも思いました。
自分が韓国ドラマを見ていて、ふとしたことで「へ~、韓国人はこういうことに価値を置くんだな」と思うことがしばしばあり、ドラマのおもしろさだけでなく、そういうことに「国民性の違い」を感じるのですが、それと同じことを、彼らも日本のドラマを見て感じていると思います。
昨夜は偶然にもそういうドラマを見ることができて、いろいろと感じることがあり、仕事の役にも立ちました(笑)
それにしても、この年(1991年)は1~3月に「東京ラブストーリー」も放送されており、日本ドラマの黄金期だったことがわかります。バブル崩壊していたとはいえ、まだ日本にはかなりのパワーがあったんですね。
俳優さんたちの生き生きとした演技やドラマの構成、プロデューサーの名前などを見ても、力強さを感じます。
1991年は私も就職して2年目の年。仕事もプライベートも充実していた頃でした。
CHAGE&ASKAが歌う主題歌「SAY YES」もなつかしくて、つい聞き入ってしまいました。
昔のドラマから学ぶ現代の日本。
経営者の皆さんも見たら、勉強になるんじゃないかと思います。