景福宮の秘密コード |
何かの書評で読んで、ちょっとおもしろそうだと思ったのですが、確かに面白かったです。
原作は韓国の作家イ・ジョンミョン氏が書いた『根深い木』という韓国語の本。日本語版は似ても似つかないタイトルですが、韓国ではベストセラーになったそうです。
15世紀、ハングルを創製したことで知られる名君、世宗大王(セジョンテワン)の時代に起きた学士たちの連続殺人事件を、末端の役人が解き明かすというストーリーで気軽に読める内容。
朝鮮時代の役所の名前とか人名は難しいですけど、文章的には高校生でも十分に読めそうです。
私は以前、韓国で高視聴率を取った有名なドラマ「世宗大王」を見ていましたので、時代背景はバッチリ!!頭に入っていましたよ。世宗は韓国で最も尊敬されている王様です。
この小説は去年末、韓国でドラマ化されたそうですが、活字のほうもまさに韓国ドラマそのものって感じで、映像が目に浮かぶようでした。
私は韓国の本はあまり読んだことがないのでわかりませんが、もしかしたら、もともと映像化を前提に?した書籍が多いのかもしれません。
日本では活字でヒットしたものを映像化すると「あれ~?」ってこともよくありますが、韓国ではどうなんだろう、と思いました。