2012年 03月 13日
大震災後の海外移住 |
おととい、3月11日は東日本大震災から1年という節目の年でした。各地で追悼行事や法要、ミサなどが行われ、日本中が犠牲者に祈りを捧げた1日でもありました。
さて、この日に先立つこと1週間くらい前だったと思いますが、テレビの情報番組で、震災後、ファミリーで海外移住する人が増えている、というコーナーをやっていて、ちょっと目をひきました。
しかも定年したシニアではなく、子育て世代の海外移住だそうです。思い切った決断ですね。
行き先で人気なのは、カナダ、シンガポール、マレーシアなど。
いずれも外国人の受け入れに比較的寛容で、仕事をしやすい環境があるという理由らしいです。気候も関係あるかもしれませんが、何より大事なのは「そこで仕事がみつかるか」、または「日本関係の仕事がその国にいてもやりやすいか」ですよね。
残念ながら、番組で紹介していたファミリーの職業を忘れてしまった(!)のですが、確か、サラリーマンではなく、在宅でできる仕事をしていたと思います。
日本と海外どっちが得か?、または、年金の支払い損になりたくない、という計算をした上で、家族で相談して出した結論なのでしょう。
ただ、医療問題や子どもの教育問題、子どもの言語の発達の問題などを考えると、ただ「仕事ができるから」という理由だけで移住するのは危険ですね。
一方で、昨年6月、雑誌で「逃げる中国人、逃げない中国人」というテーマで取材していたとき、驚いたのは、震災後も日本にとどまる外国人、あるいは震災後、1~2ヶ月後に再び日本に戻ってくる外国人が非常に多いということでした。
中国人や韓国人などはとくに「親の言うことは絶対」なお国柄なので、いったんは親を安心させるために帰国したのですが、仕事や勉強を求めて、また日本に戻ってきていたのです。
彼らの多くが、まるで自分のことのように日本のことを心配し、日本人とともに過ごしたい、ともに歩みたい、と考えていました。
その事実に、胸を熱くしたものです。
震災リスクをどう捉えるか。どう判断するか。難しい判断だと思います。どんなに計算しても、しきれない問題といえるでしょう。
さて、この日に先立つこと1週間くらい前だったと思いますが、テレビの情報番組で、震災後、ファミリーで海外移住する人が増えている、というコーナーをやっていて、ちょっと目をひきました。
しかも定年したシニアではなく、子育て世代の海外移住だそうです。思い切った決断ですね。
行き先で人気なのは、カナダ、シンガポール、マレーシアなど。
いずれも外国人の受け入れに比較的寛容で、仕事をしやすい環境があるという理由らしいです。気候も関係あるかもしれませんが、何より大事なのは「そこで仕事がみつかるか」、または「日本関係の仕事がその国にいてもやりやすいか」ですよね。
残念ながら、番組で紹介していたファミリーの職業を忘れてしまった(!)のですが、確か、サラリーマンではなく、在宅でできる仕事をしていたと思います。
日本と海外どっちが得か?、または、年金の支払い損になりたくない、という計算をした上で、家族で相談して出した結論なのでしょう。
ただ、医療問題や子どもの教育問題、子どもの言語の発達の問題などを考えると、ただ「仕事ができるから」という理由だけで移住するのは危険ですね。
一方で、昨年6月、雑誌で「逃げる中国人、逃げない中国人」というテーマで取材していたとき、驚いたのは、震災後も日本にとどまる外国人、あるいは震災後、1~2ヶ月後に再び日本に戻ってくる外国人が非常に多いということでした。
中国人や韓国人などはとくに「親の言うことは絶対」なお国柄なので、いったんは親を安心させるために帰国したのですが、仕事や勉強を求めて、また日本に戻ってきていたのです。
彼らの多くが、まるで自分のことのように日本のことを心配し、日本人とともに過ごしたい、ともに歩みたい、と考えていました。
その事実に、胸を熱くしたものです。
震災リスクをどう捉えるか。どう判断するか。難しい判断だと思います。どんなに計算しても、しきれない問題といえるでしょう。
by keinakaji
| 2012-03-13 11:04
| 身近なこと