2012年 03月 14日
海外ジャーナリストの見た日本 崔永元キャスター |
昨夜、NHK-BS1で放送された「震災後を歩く 海外ジャーナリストの見た日本」は、中国中央電視台の有名キャスター、崔永元氏でした。
崔さんは「小崔説事」という番組を持ち、独自の視点で現代中国のあり方を問うている人気キャスターです。
崔さんは南三陸町や福島を訪れ、現地で中国人ボランティアといっしょにがれき処理をしたり、仮設住宅に住むお年寄りに話を聞いたり、集団移転するか個別移転するかについて話し合う住民の説明会に出席していました。
中国人留学生のコメントがよかったです。
震災後、心境の変化はありましたか? という質問に、ある学生は「中国に帰るつもりだったのですが、やめました。日本に残って、今後もボランティアをしたいと思いました」
別の学生は「意義のある人生を送らなければいけないと思いました」と話していました。
崔さんも「日本人一人ひとりの規律はすばらしい。でも、政府と東電の情報開示のあり方には疑問を感じる」とも。
在日中国人の忘年会に参加したとき、ある中年の中国人はこんなことを話していました。「中国の報道があまりにも大げさだったので、中国の家族がものすごく心配したんです」
情報開示については「日本人の特徴は非常に忍耐強いこと。たとえ政府が情報をすべて開示しても、日本人は勝手な行動をとらないだろう」
民間組織が自由に新聞(というか地域の情報誌ですが)を発行できることにも、非常に驚いていました。
いちばんよかったのは、仮設の商店街のオープン前夜、崔さんがそこで「お客さん第1号」として買い物をしたことです。
いくつかの商品をみつくろってレジに持っていくと「私が最初のお客さんでしょう?」といって、「今後、商売繁盛になりますように」と店主を励ましていた場面です。キャスターとしてではなく、人間的な温かみを感じました。
来週はドイツのジャーナリストのようですけど、こういう番組はぜひ、地上波で放送してほしいですね。
もっと多くの日本人に、外国人ジャーナリストが被災地をどう見ているかを、伝えなければいけないと思います。
崔さんは「小崔説事」という番組を持ち、独自の視点で現代中国のあり方を問うている人気キャスターです。
崔さんは南三陸町や福島を訪れ、現地で中国人ボランティアといっしょにがれき処理をしたり、仮設住宅に住むお年寄りに話を聞いたり、集団移転するか個別移転するかについて話し合う住民の説明会に出席していました。
中国人留学生のコメントがよかったです。
震災後、心境の変化はありましたか? という質問に、ある学生は「中国に帰るつもりだったのですが、やめました。日本に残って、今後もボランティアをしたいと思いました」
別の学生は「意義のある人生を送らなければいけないと思いました」と話していました。
崔さんも「日本人一人ひとりの規律はすばらしい。でも、政府と東電の情報開示のあり方には疑問を感じる」とも。
在日中国人の忘年会に参加したとき、ある中年の中国人はこんなことを話していました。「中国の報道があまりにも大げさだったので、中国の家族がものすごく心配したんです」
情報開示については「日本人の特徴は非常に忍耐強いこと。たとえ政府が情報をすべて開示しても、日本人は勝手な行動をとらないだろう」
民間組織が自由に新聞(というか地域の情報誌ですが)を発行できることにも、非常に驚いていました。
いちばんよかったのは、仮設の商店街のオープン前夜、崔さんがそこで「お客さん第1号」として買い物をしたことです。
いくつかの商品をみつくろってレジに持っていくと「私が最初のお客さんでしょう?」といって、「今後、商売繁盛になりますように」と店主を励ましていた場面です。キャスターとしてではなく、人間的な温かみを感じました。
来週はドイツのジャーナリストのようですけど、こういう番組はぜひ、地上波で放送してほしいですね。
もっと多くの日本人に、外国人ジャーナリストが被災地をどう見ているかを、伝えなければいけないと思います。
by keinakaji
| 2012-03-14 09:21
| 中国