2012年 03月 31日
日本を捨てた男たち |
昨年度、開高健ノンフィクション賞を受賞した『日本を捨てた男たち フィリピンに生きる困窮邦人』(集英社)という本を読みました。
日本からフィリピンに渡り、生活に困窮した数人を丹念に取材し、まとめたノンフィクションです。

本書を読んでみて、フィリピンで困窮生活に陥る日本人の特徴は、①うそつき ②手元にあるお金を全部使ってしまう ③前々から家族に不義理している ④友人がいない ⑤プライドが高い――ではないかと思いました。
この中で3つ以上、該当している人は要注意(?)です。
とくにおもしろかったのは、第2章「利用された人生」。医者の家系に生まれ、跡継ぎがいなかった叔父の家にもらわれて、医者になることを期待されていたのですが、勉強ができず、小学校6年のときに実家に戻され、自暴自棄になっていく男性の話です。
調理師を経て新聞配達員をしていましたが、フィリピン女性との出会いにより、フィリピンに渡って困窮生活になりました。
もうひとり、第4章「海外で失った自由」。ソフトウエア会社に勤務していて1000万円以上の年収があったのに、フィリピン女性と遊んだときのプリクラがもとで妻に離婚され、フィリピンで現地採用で就職するのですが、途中で足が不自由になり、寝たきりの生活に。現在は慈善事業をするフィリピン人女性の庇護のもとで、介護施設で生活している人の話でした。
こんなにも豊かな国、日本を無計画に出ていき、フィリピンに住み着き、そこで日本よりもずっと生活の苦しい方々のお世話になって生活をする日本人男性・・・・・。
日本について、フィリピンについて、人生について、生きることについて、いろいろと考えさせられる本でした。
日本からフィリピンに渡り、生活に困窮した数人を丹念に取材し、まとめたノンフィクションです。

本書を読んでみて、フィリピンで困窮生活に陥る日本人の特徴は、①うそつき ②手元にあるお金を全部使ってしまう ③前々から家族に不義理している ④友人がいない ⑤プライドが高い――ではないかと思いました。
この中で3つ以上、該当している人は要注意(?)です。
とくにおもしろかったのは、第2章「利用された人生」。医者の家系に生まれ、跡継ぎがいなかった叔父の家にもらわれて、医者になることを期待されていたのですが、勉強ができず、小学校6年のときに実家に戻され、自暴自棄になっていく男性の話です。
調理師を経て新聞配達員をしていましたが、フィリピン女性との出会いにより、フィリピンに渡って困窮生活になりました。
もうひとり、第4章「海外で失った自由」。ソフトウエア会社に勤務していて1000万円以上の年収があったのに、フィリピン女性と遊んだときのプリクラがもとで妻に離婚され、フィリピンで現地採用で就職するのですが、途中で足が不自由になり、寝たきりの生活に。現在は慈善事業をするフィリピン人女性の庇護のもとで、介護施設で生活している人の話でした。
こんなにも豊かな国、日本を無計画に出ていき、フィリピンに住み着き、そこで日本よりもずっと生活の苦しい方々のお世話になって生活をする日本人男性・・・・・。
日本について、フィリピンについて、人生について、生きることについて、いろいろと考えさせられる本でした。
by keinakaji
| 2012-03-31 13:36
| Books

