2012年 06月 29日
「父・金正日と私」を読んで |
今年のお正月に世間の話題をさらった本『父・金正日と私』を今ごろになって読みました。
金正日の長男、正男と東京新聞記者との150通に渡るメールのやりとりをそのまま載せたもの、と聞いていて、「メールのやりとりだけで本になるの?」と思っていましたが、ちゃんとなっていました(笑)
著者は2度、金正男とも直接会ってインタビューしています。本には叙情的な凝った表現や、まわりくどい表現はほとんどなく、新聞調の率直な表現ばかりですが、それがかえってリアルに感じられます。

本書でおもしろかったところ、意外だったところは、こんなところです。
・父・金正日は特別な日以外に酒は飲まない
・弟・正恩には一度も会ったことがない
・弟・正哲には海外で数回、偶然会ったことがある
「へぇ~」そうだったのか、と思わされます。日本にも数回、来たことがあって、日本には非常にいい印象を持っていたそうです。
・定宿は新橋第一ホテルだった。ガード下のおでん屋さんで飲んだ
・日本人は我慢強く、礼儀正しい民族
正男は父の愛情をたっぷり受けて育った、と語っていますが、母は父に捨てられ、ロシアの病院に入院して、不遇のまま亡くなりました。正男は母方の祖母に育てられたそうですが、祖母についても語っています。
・母方の祖母はソウル出身で、もとは両班。ソウルの梨花女子大学を卒業して早稲田大学にも留学したことがある。北に渡って新聞記者をしていたインテリだった。
びっくりしました。正男の発音は北朝鮮なまりがなく、韓国人や海外在住の韓国人のようだ、といわれているそうですが、(本の中にもそう書いてあります)、このように頭脳明晰なおばあさまに育てられた影響が大きいのでしょう。
正男のメールの文章は簡潔で深い洞察があり、非常に頭のよい人だということがわかりました。
関連の図書をいくつか読んでみたいと思いました。
金正日の長男、正男と東京新聞記者との150通に渡るメールのやりとりをそのまま載せたもの、と聞いていて、「メールのやりとりだけで本になるの?」と思っていましたが、ちゃんとなっていました(笑)
著者は2度、金正男とも直接会ってインタビューしています。本には叙情的な凝った表現や、まわりくどい表現はほとんどなく、新聞調の率直な表現ばかりですが、それがかえってリアルに感じられます。

本書でおもしろかったところ、意外だったところは、こんなところです。
・父・金正日は特別な日以外に酒は飲まない
・弟・正恩には一度も会ったことがない
・弟・正哲には海外で数回、偶然会ったことがある
「へぇ~」そうだったのか、と思わされます。日本にも数回、来たことがあって、日本には非常にいい印象を持っていたそうです。
・定宿は新橋第一ホテルだった。ガード下のおでん屋さんで飲んだ
・日本人は我慢強く、礼儀正しい民族
正男は父の愛情をたっぷり受けて育った、と語っていますが、母は父に捨てられ、ロシアの病院に入院して、不遇のまま亡くなりました。正男は母方の祖母に育てられたそうですが、祖母についても語っています。
・母方の祖母はソウル出身で、もとは両班。ソウルの梨花女子大学を卒業して早稲田大学にも留学したことがある。北に渡って新聞記者をしていたインテリだった。
びっくりしました。正男の発音は北朝鮮なまりがなく、韓国人や海外在住の韓国人のようだ、といわれているそうですが、(本の中にもそう書いてあります)、このように頭脳明晰なおばあさまに育てられた影響が大きいのでしょう。
正男のメールの文章は簡潔で深い洞察があり、非常に頭のよい人だということがわかりました。
関連の図書をいくつか読んでみたいと思いました。
by keinakaji
| 2012-06-29 22:31
| 韓国