2012年 10月 04日
ミス・リプリ― |
1か月以上前だったと思いますが、久しぶりに韓国ドラマ『ミス・リプリー』を観ました。
主演のユチョン目当てで、なんとなく観たのですが、いろいろ考えさせられるドラマでした。
前半は非常に冗長な感じで、ときどき居眠りしながら観てたんですが、最後の4~5話は俄然、スリル満点でおもしろかったですね。
ストーリーは、簡単にいってしまえば、孤児院育ち(韓国ドラマでは定番)の女の子が日本の養父母にもらわれて苦労し、水商売をしながら這いあがり、命からがらソウルに戻ります。そして、なんとか就職しようとする一心で、学歴詐称して大手ホテルの内定を手にし、支配人を手玉にとり、その後も、御曹司を見つけて、色仕掛けでのしあがっていく・・・。でも、後半は大ど~んで~ん返し!という話。
この御曹司役が、あのユチョン様です!!
考えさせられた、というのは、学歴詐称の部分。主人公の女の子は、水商売から抜け出してまじめに働こうと努力し、何十回も企業の面接に行くのですが、どこも採用してくれません。
そこで、孤児院時代の友人が東京大学を卒業していることを思い出し、彼女の卒業証書を盗んで偽造します。(韓国も中国と同じく、偽造屋さんがいっぱいあるんですね~(苦笑)
すると、なんとなんと、大手ホテルの内定を得ることができ、人生の歯車がどんどん好転していくのです。
他人が彼女を見る目もずいぶんと変わりました。
うしろめたさを感じながらも、彼女はじみじみ思います。
「私自身は何にも変わっていないのに、以前だってすごく努力していたのに、こんな紙切れ1枚で、人生がこんなにも変わってしまうなんて・・・・・」
確かにそうですね。普通に暮らしている人ならば、「その紙切れ1枚のために、みんながんばっているんだよ」と感じるかもしれませんが、高校までの間に、普通のスタートラインにすら立てなかった人からしてみたら、恨みたくなる気持ちもわかります。
私も、ここには書けませんが、いろいろな苦労してきましたから、ちょっとだけ、主人公の気持ちはわかります。
とくに韓国のような厳しい学歴社会(以前、「オーディション社会 韓国」という本をこのブログでも紹介しましたが)では、学歴と家柄は、覆しようのないもの。
自分の努力以外の部分で人生が決まってしまうというのは、あまりにも不公平です。中国も韓国と似ていますが、まさに人生は「運次第」なんですね・・・・。
(余談ですが、中国人があんなにギャンブル好きなのは、せめてゲームの上だけでは、トップの人を一発逆転できる、その『爽快さ』 があるからだと思います)
そう考えると、多少はバカでも、そこまで学歴だけで他人をバカにしない(実際は、私もバカにされているかもしれませんが、日本人はそれを大きな声でいうことはしませんので) 日本は、おだやかで、ゆるい社会だと思います。
私の本にも書きましたが、日本はそこまで厳しい社会ではないんですね。
ミス・リプリ―はずっとどろどろのストーリー展開が続きますが、ラストはさわやかで、少し救われました。
韓国社会の厳しい現実の一端が、上手に描かれているドラマだと思います。
主演のユチョン目当てで、なんとなく観たのですが、いろいろ考えさせられるドラマでした。
前半は非常に冗長な感じで、ときどき居眠りしながら観てたんですが、最後の4~5話は俄然、スリル満点でおもしろかったですね。
ストーリーは、簡単にいってしまえば、孤児院育ち(韓国ドラマでは定番)の女の子が日本の養父母にもらわれて苦労し、水商売をしながら這いあがり、命からがらソウルに戻ります。そして、なんとか就職しようとする一心で、学歴詐称して大手ホテルの内定を手にし、支配人を手玉にとり、その後も、御曹司を見つけて、色仕掛けでのしあがっていく・・・。でも、後半は大ど~んで~ん返し!という話。
この御曹司役が、あのユチョン様です!!
考えさせられた、というのは、学歴詐称の部分。主人公の女の子は、水商売から抜け出してまじめに働こうと努力し、何十回も企業の面接に行くのですが、どこも採用してくれません。
そこで、孤児院時代の友人が東京大学を卒業していることを思い出し、彼女の卒業証書を盗んで偽造します。(韓国も中国と同じく、偽造屋さんがいっぱいあるんですね~(苦笑)
すると、なんとなんと、大手ホテルの内定を得ることができ、人生の歯車がどんどん好転していくのです。
他人が彼女を見る目もずいぶんと変わりました。
うしろめたさを感じながらも、彼女はじみじみ思います。
「私自身は何にも変わっていないのに、以前だってすごく努力していたのに、こんな紙切れ1枚で、人生がこんなにも変わってしまうなんて・・・・・」
確かにそうですね。普通に暮らしている人ならば、「その紙切れ1枚のために、みんながんばっているんだよ」と感じるかもしれませんが、高校までの間に、普通のスタートラインにすら立てなかった人からしてみたら、恨みたくなる気持ちもわかります。
私も、ここには書けませんが、いろいろな苦労してきましたから、ちょっとだけ、主人公の気持ちはわかります。
とくに韓国のような厳しい学歴社会(以前、「オーディション社会 韓国」という本をこのブログでも紹介しましたが)では、学歴と家柄は、覆しようのないもの。
自分の努力以外の部分で人生が決まってしまうというのは、あまりにも不公平です。中国も韓国と似ていますが、まさに人生は「運次第」なんですね・・・・。
(余談ですが、中国人があんなにギャンブル好きなのは、せめてゲームの上だけでは、トップの人を一発逆転できる、その『爽快さ』 があるからだと思います)
そう考えると、多少はバカでも、そこまで学歴だけで他人をバカにしない(実際は、私もバカにされているかもしれませんが、日本人はそれを大きな声でいうことはしませんので) 日本は、おだやかで、ゆるい社会だと思います。
私の本にも書きましたが、日本はそこまで厳しい社会ではないんですね。
ミス・リプリ―はずっとどろどろのストーリー展開が続きますが、ラストはさわやかで、少し救われました。
韓国社会の厳しい現実の一端が、上手に描かれているドラマだと思います。
by keinakaji
| 2012-10-04 09:46
| 韓国