2012年 10月 11日
しっかり青春時代を過ごすということ(2) |
中国人に日本のクラブ活動について紹介すると、みんな目を丸くしてびっくりします。
自分たちが受験勉強で血眼になっている頃、日本人は(勉強だけしている人もいることはいるものの)、授業のあと、スポーツや音楽や文化活動、そのほか学園祭なんかにいそしんでいると知り、衝撃を受けるのです。
なんでそんなことに驚くの??って日本人は思うでしょう。
日本人にとっては当たり前のことだから不思議には思わないかもしれませんが、勉強しかない学校生活はどんなにつまらないものでしょうか。そして、勉強だけで、人生に大切なものをすべて学べるでしょうか。
中国では勉強ができる人がいちばんです。戸籍制度というややこしいものがあるので(説明すると長くなるので、省きます)、もちろん勉強だけでは人生うまくいかないのですが、それでも、勉強ができなかったら、何も始りません。
勉強ができて初めて、明るい人生がやっと少しだけ、開けるのです。 (私は日本人でよかったです・・・)
でも日本は違いますね。たとえば高校時代に野球で強い選手になれば、プロへの道が開けます。
吹奏楽部でフルートを担当したのがきっかけで、音楽大学に進学し、プロの演奏家になることもあるでしょう。それに、たとえプロにならなくても、十分、美しい音楽をいつでも奏でる特技ができます。
また、そうした人々(プロ野球の選手や音楽家、そのほか専門分野のプロになること)を尊敬する土壌も日本にはあります。
それに、学園祭の実行委員になって、自分の適性を知ったり、リーダーシップを学ぶこともできます。
こうした課外活動は、人生を豊かにしてくれる基礎となるものです。
私はよく中国人に「日本では勉強だけできる子は尊敬されない。むしろ、ユーモアのセンスがあったり、スポーツができる子のほうがもてるんだよ」という話をすると、みんなびっくりします。まさに、山中教授のような文武両道が日本の教育の中にあると思います。
さて、話がいろんな方向にいって長くなってしまいましたが、中国人が日本のアニメを見て感動し、日本にあこがれるのも、こうしたことが関係しています。
日本人は気がつきませんが、日本のアニメの中には、日本の道徳がちりばめられていて、友人との友情や、恋愛や、親子愛も描かれています。
中国のアニメと違ってお説教くさくなく、あくまでアニメのストーリーの中で、人として大切なものが学べます。
私の取材先である29歳の中国人は以前、こんなことを言っていました。
「自分たちがAKB48を好きな理由は、彼女たちのアイドル生活が青春そのものだ、っていうこと。自分たちには青春はなかった。でも、キラキラしている彼女たちを見ていると、自分もその青春を追体験しているような気がするんです」
アニメではありませんが、日本のアイドルにあこがれるところも、似たような思いがあるからだと思います。
ジャニーズなども先輩との関係に厳しくて、「サークル活動の延長」みたいな雰囲気がありますよね。
そういえば、先日、上戸彩さんが結婚したとき、「幼いころから働いていた私には青春はなかった。でも、HIROさんと出会って、普通の人として幸せをつかみたいと思った」、というようなコメントをしていました。
人間は、若い時期に、しっかりと青春時代を送ることが大切なんだ、と思います。
自分たちが受験勉強で血眼になっている頃、日本人は(勉強だけしている人もいることはいるものの)、授業のあと、スポーツや音楽や文化活動、そのほか学園祭なんかにいそしんでいると知り、衝撃を受けるのです。
なんでそんなことに驚くの??って日本人は思うでしょう。
日本人にとっては当たり前のことだから不思議には思わないかもしれませんが、勉強しかない学校生活はどんなにつまらないものでしょうか。そして、勉強だけで、人生に大切なものをすべて学べるでしょうか。
中国では勉強ができる人がいちばんです。戸籍制度というややこしいものがあるので(説明すると長くなるので、省きます)、もちろん勉強だけでは人生うまくいかないのですが、それでも、勉強ができなかったら、何も始りません。
勉強ができて初めて、明るい人生がやっと少しだけ、開けるのです。 (私は日本人でよかったです・・・)
でも日本は違いますね。たとえば高校時代に野球で強い選手になれば、プロへの道が開けます。
吹奏楽部でフルートを担当したのがきっかけで、音楽大学に進学し、プロの演奏家になることもあるでしょう。それに、たとえプロにならなくても、十分、美しい音楽をいつでも奏でる特技ができます。
また、そうした人々(プロ野球の選手や音楽家、そのほか専門分野のプロになること)を尊敬する土壌も日本にはあります。
それに、学園祭の実行委員になって、自分の適性を知ったり、リーダーシップを学ぶこともできます。
こうした課外活動は、人生を豊かにしてくれる基礎となるものです。
私はよく中国人に「日本では勉強だけできる子は尊敬されない。むしろ、ユーモアのセンスがあったり、スポーツができる子のほうがもてるんだよ」という話をすると、みんなびっくりします。まさに、山中教授のような文武両道が日本の教育の中にあると思います。
さて、話がいろんな方向にいって長くなってしまいましたが、中国人が日本のアニメを見て感動し、日本にあこがれるのも、こうしたことが関係しています。
日本人は気がつきませんが、日本のアニメの中には、日本の道徳がちりばめられていて、友人との友情や、恋愛や、親子愛も描かれています。
中国のアニメと違ってお説教くさくなく、あくまでアニメのストーリーの中で、人として大切なものが学べます。
私の取材先である29歳の中国人は以前、こんなことを言っていました。
「自分たちがAKB48を好きな理由は、彼女たちのアイドル生活が青春そのものだ、っていうこと。自分たちには青春はなかった。でも、キラキラしている彼女たちを見ていると、自分もその青春を追体験しているような気がするんです」
アニメではありませんが、日本のアイドルにあこがれるところも、似たような思いがあるからだと思います。
ジャニーズなども先輩との関係に厳しくて、「サークル活動の延長」みたいな雰囲気がありますよね。
そういえば、先日、上戸彩さんが結婚したとき、「幼いころから働いていた私には青春はなかった。でも、HIROさんと出会って、普通の人として幸せをつかみたいと思った」、というようなコメントをしていました。
人間は、若い時期に、しっかりと青春時代を送ることが大切なんだ、と思います。
by keinakaji
| 2012-10-11 22:23
| 中国

