窃盗の多さ |
中国では普通によくあることが書かれていて、「そう、そう」とうなづくことが多い、とても楽しめる漫画です。
先日は井上さん(この漫画の作者)が中国でアイフォーンを盗まれるという事件の顛末が書かれていました。
ホテルのロビーで、見ず知らずの幼い子どもに抱きつかれ、苦笑いしながら遊びにつきあっているうちに、知らぬ間に、ポケットの中にあったアイフォーンがなくなっていた・・・・という話です。親が子どもに指示しているんですね。
窃盗にはいろいろな種類がありますが、子どもが近づいてきたら、たいていの人は油断しますよね。
8月に日本留学を終えて上海に帰国した王さん(仮名)と先日メールでやりとりしていたとき、「中国に帰って気がついたことは?」と質問したら、「とにかく窃盗が多い、多すぎる」という話をしていました。
王さんは残りの夏休みを利用して、西安に旅行したそうですが、日本にいたときの習慣で、ついカバンを置いて、ちょっとだけ席を外したことがあったそうですが、そのときに貴重品を盗まれた、といっていました。
日本人や外国人だけでなく、中国人もよく盗まれるんです。
窃盗話なら、私はいくらでも語れますが、私が初めて中国に行った1988年、北京大学の寮でも、友人がシャンプーを盗まれたことがありました。
シャワー室(共用)に置きっぱなしにしていた本人も悪いと思うのですが、日本でしか売っていない日本製のシャンプー(忘れもしない、その名は、「ティモテ」っていうシャンプーでした)がなくなって大騒ぎ。
同じ寮に住む中国人の女の子が盗んだことが判明したのですが、その子はがんとして「中国にもティモテは売っている。私は絶対に盗んでいない!」といって譲りませんでした。
当時、私たちに「対決」できるほどの語学力もなく、どうしていいかわからず、そのままとなり、非常に後味の悪い事件でしたが、今でも、中国では頻繁に窃盗があります。
しかし、なぜか、私は中国で一度も窃盗に遭ったことがないんですけど・・・。 さすがに中国人も、「この人、お金なさそう」って直感するのかもしれません。
「中国嫁日記」を読んでいて、ふと、そんな昔のシャンプーの話まで思い出してしまいました。