2013年 01月 10日
「安閑園の食卓」の台湾版 |
私が大、大、大好きな本『安閑園の食卓』(集英社文庫)の台湾版が、このほど台湾で出版されました。
フェイスブックで共通の友人がいることから知り合った著者のご子息さんにお会いし、1冊プレゼントしていただきました!
タイトルは「府城的美味時光 台南安閑園的飯卓」(連経出版)
こんなすばらしい本を書いた辛永清さん(故人)のご子息と気軽に接点を持てるとは、世の中、SNSの時代になったとはいえ、びっくりです。
日本語版は台湾出身の辛さんが日本語で書いたもので、原文が日本語。ですので、今回、出版された台湾版は台湾の方が翻訳されたものだそうです。なんだか、不思議ですね。
とても立派な装丁で、全264ページ。日本語版にはない、実際の「安閑園」の写真や、辛さんの写真、そして、ご家族の記念写真なども掲載されていて、1930-40年代の台南の裕福な家庭の雰囲気がよく伝わってきます。
辛さんのお父様は、日本統治時代、台湾で要職に就かれた方で、台湾人名事典にも登場します。
娘の目線で書かれているので、本書の中でお父様のお仕事のことはあまりわかりませんが、日本統治時代の台湾家庭の様子を調査する上では、貴重な資料になっていると思います。
フェイスブックで共通の友人がいることから知り合った著者のご子息さんにお会いし、1冊プレゼントしていただきました!
タイトルは「府城的美味時光 台南安閑園的飯卓」(連経出版)
こんなすばらしい本を書いた辛永清さん(故人)のご子息と気軽に接点を持てるとは、世の中、SNSの時代になったとはいえ、びっくりです。
日本語版は台湾出身の辛さんが日本語で書いたもので、原文が日本語。ですので、今回、出版された台湾版は台湾の方が翻訳されたものだそうです。なんだか、不思議ですね。
とても立派な装丁で、全264ページ。日本語版にはない、実際の「安閑園」の写真や、辛さんの写真、そして、ご家族の記念写真なども掲載されていて、1930-40年代の台南の裕福な家庭の雰囲気がよく伝わってきます。
辛さんのお父様は、日本統治時代、台湾で要職に就かれた方で、台湾人名事典にも登場します。
娘の目線で書かれているので、本書の中でお父様のお仕事のことはあまりわかりませんが、日本統治時代の台湾家庭の様子を調査する上では、貴重な資料になっていると思います。
by keinakaji
| 2013-01-10 13:27
| 台湾