中国×日本 を 英国×アイルランド の観点で |
いくつかの特別講演があり、そのひとつ、手嶋龍一さん×佐藤優さんの講演を聞かせてもらいました。
タイトルは「世界は日本をどう見ているか」
シリア情勢、米中関係、日米関係、ロシア問題、尖閣問題など、実に多岐にわたるお話で、さすが、とうなづくことばかり。 とてもおもしろかったです。
とくに最後のほう、私の仕事に直接参考になるお話が非常に多く、たくさんメモをとりました。
いちばん最後に佐藤さんが語っていた日中問題のお話が印象深かったです。
それは、日中問題は社会学の観点で見たらよいのではないか、ということ。
たとえば、イギリスとアイルランドは国家としては非常に関係が悪いが、国民同士は、決してそうではない。
イギリス人はアイリッシュの音楽など、アイリッシュ的なものが大好きだし、アイルランド人もイギリス人やイギリスのものが好きだと。
イギリスの国民的歌手グループ、ビートルズもアイリッシュ系だそうですね。
このように、民間によい交流があり、関係性がよい場合、国家間でも、取り返しのつかないような取っ組み合いの大げんかには、なかなかならない。
日本と中国も、そうした方向を目指すべきではないか・・・、というようなお話をされていました。
自分がやってきたことも、間違っていないよね・・・・・。ちょっとそう思いながら、帰途につきました。