中国改革派に直撃した本

朝日新聞記者、吉岡桂子さんが書かれた本、『問答有用　中国改革派１９人に聞く』　（岩波書店）を読みました。

以前、新聞の１ページをどかーんと使ってＱ＆Ａで行っていたインタビューを加筆したもので、各インタビューの後ろに、インタビューを終えて　という吉岡さんの感想が付け加えられています。　表紙を開いてすぐの見返しの部分にこうあります。

中国の中にも様々な考えがある。そうした意見に耳を傾け、対話を重ねることが、日中の未来には必要ではないか。

まさに、その通りだとひざを打ちました。



１９人のインタビューは読みごたえがありますが、私がちょっと思ったことは、おこがましいですが、私が取材した中国人の若者エリートと共通するところが非常に多い、ということです。

エリートは若くして、すでに自分の考え方をかなり確立している・・・からなのかしれません。

そのあと、専門性を磨いていけば、本書に出てくるような、中国の上澄みの傑出した人物になるのかも。 私が付き合ってきたエリートたちも、きっとそのうち・・・・。

ぜひ多くの方に読んでほしいと思います。

おまけ： Merry Christmas !