2014年 11月 07日
李香蘭の本 |
先日、「李香蘭 私の半生」(新潮文庫) を読み終わりました。
いわずと知れた李香蘭の人生を描いた本です。私は20年以上前に読み、彼女にインタビューもしましたが、先日、書店に行ったら、大量に平積みされていたので、改めて読んでみようと思いました。
内容はすべて知っているのですが、文章がとてもうまいので、読んでいて気持ちがいいです。 いい文章とはこういうものですね。す~~っと入っていきますので。
李さん本人が書いたかどうかわかりませんが、共著者は元時事通信の藤原作弥さんです。
内容はもちろん、ご本人だけしかわからないものが多く、その抜群の記憶力に感服します。
先日映画を見た中国の女流作家、蕭紅と同年代、少なくとも青春時代は同じ時期(1930~1940年ごろ) なのですが、李香蘭が大輪のバラの花ならば、蕭紅は野辺の花、という感じで、そのあまりの違いにも愕然とします。
あの時代、ほとんどの中国人が蕭と同じく、貧しく、苦しい生活をしていたので、李香蘭が特別だったことは確かですが・・・・。 先日BSの番組で李香蘭の特集をやっていて、そこで、彼女にインタビューした方が「母方にはヨーロッパの血が混じっていたようだ」 と話していて、びっくりしました。 やっぱり、日本人離れした顔でしたからね・・・。
単なる有名人の伝記ではなく、レベルの高い文章の本なので、どなたにでもおススメできる1冊です。
いわずと知れた李香蘭の人生を描いた本です。私は20年以上前に読み、彼女にインタビューもしましたが、先日、書店に行ったら、大量に平積みされていたので、改めて読んでみようと思いました。
内容はすべて知っているのですが、文章がとてもうまいので、読んでいて気持ちがいいです。 いい文章とはこういうものですね。す~~っと入っていきますので。
李さん本人が書いたかどうかわかりませんが、共著者は元時事通信の藤原作弥さんです。
内容はもちろん、ご本人だけしかわからないものが多く、その抜群の記憶力に感服します。
先日映画を見た中国の女流作家、蕭紅と同年代、少なくとも青春時代は同じ時期(1930~1940年ごろ) なのですが、李香蘭が大輪のバラの花ならば、蕭紅は野辺の花、という感じで、そのあまりの違いにも愕然とします。
あの時代、ほとんどの中国人が蕭と同じく、貧しく、苦しい生活をしていたので、李香蘭が特別だったことは確かですが・・・・。 先日BSの番組で李香蘭の特集をやっていて、そこで、彼女にインタビューした方が「母方にはヨーロッパの血が混じっていたようだ」 と話していて、びっくりしました。 やっぱり、日本人離れした顔でしたからね・・・。
単なる有名人の伝記ではなく、レベルの高い文章の本なので、どなたにでもおススメできる1冊です。
by keinakaji
| 2014-11-07 09:26
| 中国