第五共和国 備忘録 |
1980年~87年ごろの韓国の政界を描いた政治ドラマなのですが、知らないことばかりで、とても勉強になりました。
第五共和国とは、全斗煥(チョン・ドファン)大統領の時代のことを指します。
前半、朴正熙(パク・チョンヒ)大統領の暗殺事件から始まって、チョン氏が政権を握るまでの軍人時代が異常に長く、何が何だかわからない感じで、ずっと退屈だったのですが、途中、光州事件あたりからおもしろくなり、そのあともぐいぐい引き込まれました。
張玲子仕手事件、スージー金事件、緑化事業など、私がこれまで、一度たりとも聞いたことのない事件も出てきました。
もちろん、金大中拉致事件、大韓航空機事件や、全斗煥氏の裁判の様子なども克明に描かれています。
おもしろかったのは、役者が本人にそっくりなこと。 よくこれだけ似た役者を集めたな~ということです(私自身は、この当時、まだ中高校生だったので、ほとんど覚えていないのですが、ドラマの中で本人のリアル映像が流れますので・・・)
あとを継いだ蘆泰愚(ノ・テウ)大統領が、非常に長い間、全氏に従属し続けてきたことにも、ちょっと驚きました。
私がほとんど知らなかった韓国の近代史の一端を学ぶことができてよかったです。